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”八ツ橋”との関わり
京都の銘菓、八ツ橋。
京土産の定番でもある八ツ橋のいわれは諸説ありますが、一説には、ある人物の名前が由来だとされています。
その人物の名は八橋検校。
近世箏曲の開祖であり、代表的な箏曲「六段の調べ」を作曲したとされる彼は
箏の名手という印象が強いですが、三味線の名手でもありました。
亡くなった後も京都・黒谷の金戒光明寺に埋葬された彼を慕い、多くの人がお墓参りに訪れたそうです。
そして、八橋検校を偲んだ老舗菓子店が琴の形をかたどった干菓子を作り、
八ツ橋と名付けたといわれています。
思いもよらないところでの和楽器との出会い。
今後八ツ橋をいただく際には、より強く風情を感じられそうです。